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リンモリブデン酸によるTLC(薄層クロマトグラフィー)の検出と原理

TLC(薄層クロマトグラフィー)の検出法の一つにリンモリブデン酸を用いた検出があります。今回はこのリンモリブデン酸を用いた検出の原理を解説します。

薄層クロマトグラフィー(TLC)の検出法と発色試薬まとめ

リンモリブデン酸で検出できるもの

リンモリブデン酸を用いた検出法では有機化合物全般を検出できます。また、水酸基を持った化合物が特に検出しやすいです。

リンモリブデン酸の検出原理

リンモリブデン酸アニオンの構造はMoO6の八面体とPO4の四面体からなる縮合酸となっていて、この構造はKeggin型とも呼ばれます。このリンモリブデン酸は強酸化剤であるため、簡単に還元されてしまいます。そしてリンモリブデン酸が還元されるとモリブデン・ブルーと呼ばれる青色-緑色の化合物になります。リンモリブデン酸の還元される部位は全部で12個あるのですが、TLCにスポットされた化合物の還元力によって還元される数が変化することでスポットの色が異なります。

実験手順

レシピとしては以下のように、リンモリブデン酸、エタノールを入れて混ぜるだけです。混ぜた後にTLCを浸漬あるいは噴霧した後、少し乾かし、200℃程度の熱で焼きます。一般的な焼き方としてホットプレートとヒートガンがあります。

[box04 title=”リンモリブデン酸試薬のレシピ”]
  1.  リンモリブデン酸 5g
  2.  エタノール 100ml
[/box04]

背景の色が少しついてしまうのが難点ですが、ガラス製のTLCプレートの場合後ろから見るとキレイに見えます。

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