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セリウムモリブデン酸アンモニウム(CAM)TLC発色試薬

CAM発色試薬の作り方と原理と特徴

CAM(hanessian染色液)は万能なTLCの発色試薬

セリウムモリブデン酸アンモニウム(CAM)は別名で青リンモやHanessian染色液とも呼ばれている万能型のTLC発色試薬です。リンモリブデン酸(PMA)と同様に多くの有機化合物を感度良く染色することができますが、熱を加えすぎると景が真っ青になって見えにくくなるので扱いにくいのが欠点です。熱を加えやすいリンモリブデン酸のほうが使い勝手が良いと思います。

CAMの感度はピカイチです。リンモリブデン酸よりも優れています。アニスアルデヒドのようにスポット別に色が変化するというようなことはなく、スポットはたいてい青色として現れます。好みの問題もありますが、YellowCAM改良リンモリブデン酸のほうが使い勝手が良いです。

CAMの特徴

CAM発色試薬の作り方

  • モリブデン酸アンモニウム((NH4)6Mo7O244H2O) :5 g
  • 硫酸セリウム(Ce(SO4)2) 1 g
  • 濃硫酸 10 mL
  • 水 90 mL

モリブデン酸アンモニウムと硫酸セリウムを水90 mLに溶解し、氷冷下濃硫酸を滴下して加えて調製します。

CAM発色試薬の保存方法

室温で保存できます。長い期間室温に放置していても使えます。

CAM発色試薬の使い方

展開したプレートを発色試薬に漬けるかスプレーして乾かした後、ホットプレートで加熱します。加熱する際は熱をかけすぎないように注意します。うっすら背景が青くなってきたらやめます。加熱しすぎると背景が真っ青になってスポットが見にくくなってしまいます

CAM発色試薬は感度が高く多くの有機化合物を染色できるため、他の発色試薬では見えない化合物や微量化合物が見えることがあります。他の発色試薬が駄目な時には試してみる価値があります。化合物によってスポットの色の変化はあまりないと思います。どれも青色っぽいスポットを与えます。万能型の試薬として一部屋に一つはあると良いと思います。

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