コラム

蟻(アリ)が噛む理由とは?痛みや痒みは大丈夫?

蟻はなぜ噛むの?

「アリ」に噛まれたことはありませんか?屋外で座っていたらいつの間にかアリが登ってきたと思ったら、あのちいさな体で痛みを感じる噛みつきを食らわせてきます。でもなぜアリは何もしていないのに噛み付いてくるのでしょうか?

身近な昆虫「アリ」

アリは最も身近に存在している昆虫だといっても過言ではないでしょう。アリは非常に多くの種類がありますが、その数もとんでもないです。一匹の働き蟻の重さが1~5mgですが、全てのアリをあわせた重さは人間全ての重さと同じくらいになると言われています。それほど地球上には多くのアリが存在していると考えられています。
さて、昆虫の多くは人に対して無害ですが、人に害悪を及ぼす昆虫もいます。例えば蚊や蜂、ノミやシラミなどですが、「アリ」もその一部です。一部のアリは毒を持ち、命の危険を及ぼす重大なアレルギー反応を起こす可能性があるため、「殺人アリ」と呼ばれています。
そんな危険なアリがいるのなら、アリに噛まれたくはないですが、アリは小さくてわかりにくいのと、いつの間にか体に登ってきていて噛み付いてくるので厄介ですね。
でもいったいなぜアリは噛み付いてくるのでしょうか?理由はいくつか考えられますが、

  1. 自身を守るため
  2. アリは食品を噛みちぎって小さな塊にして巣に持ち帰る性質があること

が考えられます。アリにとって巨大な人間はそれだけで驚異です。座っているその場所がアリの巣の上かもしれません。アリの通り道を塞ぐ巨人に対してアリは身を護るために攻撃しているのかもしれません。アリは種類によっても大きく変わりますが、見かけによらず攻撃的な昆虫です。

また、アリは肉食で自分の体の何倍もある昆虫の肉を食いちぎったり、掴んで巣に持ち帰ろうとします。アリにとっては大きな人間も肉の塊にしか見えていないのかもしれません。アリが大きな昆虫を引きずって巣に持ち帰ろうとしている姿を見たことがありませんか?なんとアリは自分の体重の50倍ほどもある重さのものを運ぶことができます。

殺人アリ「ヒアリ」に気をつけろ

ヒアリはもともと日本には生息していませんでしたが近年は外来種として度々発見されています。ヒアリに噛まれると肌が焼けるような感覚に襲われます。これ自体は痛みやかゆみを引き起こしたりしますが、命の危険はありません。しかし、一部の人はヒアリに噛まれることによって免疫反応(アナフィラキシー)を引き起こし命の危険を及ぼします。過去にアナフィラキシーを引き起こした人などは特に注意が必要です。皮膚の病変が激しかったり、気分が悪くなったりしたらすぐに医療機関を受診しましょう。

アリに噛まれるのを防ぐには?

アリは小さくどこにいるか分かりにくいですよね。アリは何もしていなくても攻撃してくるため、アリに噛まれないようにするためにはアリが徘徊していそうな場所に寝そべったり、座ったりしないことです。座るときはアリの巣がどこにあるかを確認しましょう。アリの巣は周辺に盛り土がされているので良く見れば簡単に見つけられます。場合によってはアリを巣ごと駆除しましょう。

アリは針を持っている?

アリは発達した顎をもっており、その顎で噛みつきます。その力はとても強く、人間でも痛みを感じます。そんなアリですが、実は多くのアリはハチのように針を持っていることはご存知でしょうか?アリは分類学上はハチ目スズメバチ上科アリ科に属しており、ハチやスズメバチと近縁の昆虫なのです。

日本にいるアリは針が脆弱であったり持たないものが多いようですが、世界には針を持ったアリがたくさんいます。全体で見れば針を持ったアリのほうが多いようです。殺人アリと恐れられるヒアリも針を持ったアリです。ヒアリは強靭な顎で皮膚に噛みつき、腹の針を突き刺します。しかもスズメバチのように何度も刺すことができます。そう考えるとアリはハチよりも目立たないので恐ろしいですね。

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こめやん
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こめやんは理学博士です!化学の面白さと学ぶメリットを少しでも伝えるために日々頑張ります! ツイッターにて疑問点や依頼などを募集しています! 論文の和訳やレポートのチェックなどでもお気軽にお待ちしております