コラム

砂浜でチクッと噛むやつの正体とは?

砂浜で噛むやつの正体!

海水浴中に砂浜で遊んでいるとチクッとしたことありませんでしたか?
それは、もしかしたら虫に噛まれたのかもしれません!
よく探したら服の中に入り込んでいる小さな虫が見つかるかも?!

砂浜に潜む人を噛む虫の正体とは?

海で海水浴をしていたり、砂浜で砂遊びをしていたりした時にチクッとしたことはありませんか?それは実は砂の中にいる小さな虫による仕業かもしれません。

その名も「ヒメスナホリムシ

人や地域によってはピンピン虫とか引っ付き虫、チクリ虫などと呼ばれることもあります。このヒメスナホリムシは、エビに似たオキアミに近い仲間のうち、等脚目といってワラジムシの仲間に属する海にいる生き物です。昆虫とは違うので、正確には虫というよりもエビみたいなものなのかもしれません(それを言ったらフナムシやワラジムシはエビ?)

海水浴場の砂浜には生き物がいなそうですが、よく見ると小さな生き物が無数にいるのに気づきます。ヒメスナホリムシはその名前の通り砂を掘って潜ってしまうので、彼らを見つけるには砂を掘り起こす必要があります。その砂を水で洗って砂を落としてやると彼らの姿を発見できるかもしれません。

Excirolana_chiltoni

Excirolana chiltoni © University of California San Diego (Licensed under CC BY 4.0)より引用

画像は標本なので、白くなってしまっていますが、海にいるときは透明感のある色をしています。体はとても小さいのですが(1cm以下ぐらいが多い)、ヒメスナホリムシは大きな頑丈な顎をもつため、噛まれるとそれなりにチクッと痛みを感じます。顎の力が強く食らいついてくるやつは皮膚にかじりついたままひっついている姿を確認できるかもしれません。噛むと言っても基本的にヒメスナホリムシには毒はないので安心してて大丈夫です!

砂浜の中にはヒメスナホリムシ以外にも彼らの仲間がたくさんいます。その中でもヒメスナホリムシは噛み付いてくるので有名になっているんですね。

ヒメスナホリムシは日本以外にも中国や韓国といった太平洋地域から、メキシコ、アメリカなど北米まで多くの海域に生息しています。海外でもヒメスナホリムシが噛み付いてくるということは有名のようでブログの記事になったりしています。

彼らヒメスナホリムシのような海岸の小さな虫たちは、生き物の死体も食べる海の掃除屋のような働きをしています。ヒメスナホリムシは美味しそうな匂いのするものに対して噛み付く性質があるようです。人間は自分たちの餌だと思ってかじりついているようです。実際に魚のエキスなどを漂わせるとよって来て噛むようです!

ヒメスナホリムシが嫌だ!いない海はないの?

ヒメスナホリムシのようなわけのわからない虫に噛まれてもなんてことはないのですが、気になる人にとっては嫌なのではないでしょうか?残念ながらヒメスナホリムシの分布は広くどこの海にもいる可能性はあります。

ヒメスナホリムシが好む場所は砂浜なので岩場や、砂の粒径が大きいような海には少ないようです。また、ヒメスナホリムシが多い場所は海の水位が5cmくらいまでで、それよりも深い場所では数が大きく減るようです。なので、浅めの細かい砂浜を避ければヒメスナホリムシに遭遇する確率は下がるかもしれないですね!(砂浜の潮間帯生物群集の生態学的研究-1-花釜海岸の出現種類とくに等脚類ヒメスナホリムシExciroloma Japonica THIELEMANNの分布について)

ヒメスナホリムシの動く姿!動画

ヒメスナホリムシを動画に収めている人もいます。

海外のものはなかなか凶暴なものもいるようですね。ヒメスナホリムシではなさそうですが、同じ仲間の類のようです。足から出血しています。動画内では、海水からあがったら痛みを感じて足首を見たら足に無数の砂がついていたらからそれを流そうとしたら落ちなくて、よく見たら砂じゃなくて虫だったよというような内容ですね(少しグロテスクなので注意!)

海でチクチクかゆい痛い、発疹の原因は?海水浴皮膚炎
海でチクチク!痛い、かゆい!原因は? | 海水浴皮膚炎とは?海水浴をしていて周囲にクラゲのようなものは見当たらないのに肌がチクチクとしたらり、海水からあがったら何かに刺された後のようなものがポツポ...
ABOUT ME
こめやん
こめやん
こめやんは理学博士です!化学の面白さと学ぶメリットを少しでも伝えるために日々頑張ります! ツイッターにて疑問点や依頼などを募集しています! 論文の和訳やレポートのチェックなどでもお気軽にお待ちしております