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水酸化カリウムの性質と反応

水酸化カリウムの性質と反応

水酸化カリウム (KOH)は、水酸化ナトリウムについで有名なアルカリ金属水酸化物です。強塩基であり、水酸化ナトリウムと同じ用に利用できます。水酸化カリウムは水酸化ナトリウムと比べて潮解してベトベトになりにくいので、ポンプの酸性ガスや水分のトラップとして利用されます。

水酸化カリウムとは?

水酸化カリウムは水酸化ナトリウムと同じく強力な塩基として有用です。水酸化ナトリウム同じ用途で使用できます。水酸化ナトリウムと比べて水酸化カリウムは塩基性が高く、安価であるため、研究室用途であれば水酸化カリウムを使用するほうが好ましいかもしれません。水酸化カリウム水溶液を作る際も水酸化カリウムの方が発熱が少なく、水に溶けやすいです。水酸化カリウムの溶媒への溶解性と塩基性の高さの違いによってわずかに両者に反応性の差がでることがあります。

水酸化カリウムのプロパティ

  • MW:56.11
  • 化学式: KOH
  • 融点 : 361℃
  • 密度 : 2.04
  • 溶解度 : 水に溶解する。
  • 吸湿性が高く、空気中の二酸化炭素も吸収する

水酸化カリウムのほうが安価な理由

水酸化カリウムは工業的に重要な過マンガン酸カリウムやリン酸カリウム、炭酸カリウムなど、酸化剤、肥料、石鹸類の製造に重要であるため製造量が多いことが理由の一つです。

水酸化カリウムの有機合成での利用例

水酸化ナトリウムと同じ用途に利用できます。エステルやアミドの加水分解など多くの反応に適用できます。

水酸化カリウムは水やアルコールに溶けやすく、濃厚水酸化カリウム水溶液やアルコール溶液を調製することができます。これらの溶液は水酸化ナトリウムよりも反応性が高いと言われています。

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