突然ですが、病気と症状の違いを説明できますか?
 似たような表現ですが、意味が違います。今回は病気と症状の違いについて紹介します。
病気と症状の違いは?
病気がいやなのは、症状があるからです!
例えば、インフルエンザが十億も体に湧いても、全くいつもと変わらずピンピンしてたら生活をするのに不都合ありません。
でも40度の発熱や咳、頭痛、筋肉痛などの症状が出てしまった場合は、困りますよね?
この発熱や咳といった健康な体では起きない現象など、病気になったから起こる体の不調などを症状といいます。
発熱って名前の病気があるわけではなく、インフルエンザや結核、麻疹などの病気になってその結果現れてくる体の異常、不調として咳や鼻汁、嘔吐や下痢、発熱などがあらわれます。
 病原菌に感染したりすることによって身体に異常をきたした状態を「病気」と呼び、それによって身体に現れる発熱や下痢などの異常変化を「症状」と呼びます。
インフルエンザに感染すると、発熱や悪寒が症状として現れます。
症状には、咳、頭痛、後鼻漏、発熱、悪寒などたくさんの種類があります。
「病気」になったせいで現れる体の不調が「症状」
 症状とはOOが痛い、OOする、OOが出ると言えるものです
 
 
症状の種類と一覧
症状にはたくさんの種類があります。全身にあらわれる症状もあれば、身体の局所にあらわれる症状もあります。
全身症状
全身症状とは文字通り、全身に現れる症状です。発熱は症状の中では病気の初期症状として一般的に見られる重要な全身症状です。全身症状は見てわかりやすく病気の診断に役立ちます。
- 発熱
 - 全身倦怠感
 - 意識障害(失神、傾眠、昏睡)
 - 痙攣
 - 口渇
 - 脱水
 - 浮腫
 - 肥満
 - るいそう
 
頭部周辺・感覚器に見られる症状
頭部周辺に現れる症状は頭痛やめまいなど自覚症状がわかりやすいものが多いです。
- 頭痛
 - めまい
 - 耳鳴り
 - 甲状腺腫
 - 目の充血
 - 眼痛
 - 視覚異常
 
皮膚面に見られる症状
皮膚に見られる異変は目で見てわかりやすいですが、原因が症状が出ている場所にあるとは限らないので注意が必要です。
- 発疹
 - 黄疸
 - 掻痒
 - くも状血管腫
 - リンパ節腫脹
 
消化器・泌尿器で見られる症状
消化器症状は日常で普遍的に見られる症状が多いです。
- 悪心・嘔吐
 - 食欲不振
 - 胸焼け
 - 便秘
 - 下痢
 - 嚥下困難
 - 吐血
 - 下血
 - 肝腫大
 - 脾腫
 - 腹部膨隆
 - 腹水
 - 胸水
 - 貧血
 - 血尿
 - 頻尿
 - 排尿痛
 
呼吸器・循環器で見られる症状
- しゃっくり
 - 咳
 - 喘息
 - 喀血
 - 鼻血
 - 咽頭痛
 - 嗄声
 - 呼吸困難
 - いびき
 - 動悸
 - チアノーゼ
 - 息切れ
 - 胸痛
 



