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ミイラの作り方 臭いの?ミイラの科学

何世紀もの間、保存可能なミイラを作るのは大変です。古代エジブトやギリシアでは長期保存可能なミイラの作り方を熱心に研究していたようです!

こめやん

みなさんこんにちは!私ミイラのこめやんです。

チキンマン・F

こめやん!どうやってミイラって作ってるのか教えてよ!

こめやん

唐突だなチキンマン・Fは。でも今回はちょうどミイラの作り方を取り上げようと思っていたんだ

チキンマン・F

よろしく!

ミイラに使われた防腐剤の秘密!

エジプトと言ったら、ピラミッド、スフィンクス、ミイラというような感じで

ミイラはエジプトのイメージの一つに挙げられるとおもいます。実はこのミイラの作り方は最近までよくわからないことが多くあるって知ってましたか?

たとえば、有名なトップジャーナルnature誌にもこんな記事が投稿されています。

Buckley, Stephen A., and Richard P. Evershed. “Organic chemistry of embalming agents in Pharaonic and Graeco-Roman mummies.” Nature 413.6858 (2001): 837.
この論文は2001年と最近?に出されています。邦題は「古代ギリシア・ローマと古代エジプト王のミイラに使用された防腐剤の有機化学」です。

概要:
古代エジプトにおいて、ミイラを作る上で化学処理は重要でした。ミイラの乾燥剤としては、炭酸ナトリウムを主成分とした鉱物であるナトロンが用いられていたが、さらに長期の保存には有機化学的な防腐処理が必要で、そうでなければ湿気の多い墓内では分解してしまうと考えられていました。古代エジプト人の記録にはその方法が残っていないため、有機化学的処理がどのように行われたかが不明でした。考古学的な証拠に基づくと、
古代エジプト人はプロセスの記録を残していないので、有機的処理の性質は不明瞭なままである。ミイラ化の副次的なテキストの証拠は、ヘロドトスやディオドロス、ストラボンなどの古代ギリシアーローマ人の書物に残っている。彼らの書物によるとその数百年前にはすでに最良の方法が確立されたとあり、最も重要な手がかりはヘロドトスの書に残されている(紀元前450年)。彼の記述は、ミルラ(没薬:ゴム樹脂)、カッシア(精油は防腐剤として)、パームワイン(やし酒)、「シダーオイル」(依然として広く論争されているが、)と「ガム」をあげている。しかし、使用されたいくつかの天然物に関しては不明瞭な点がおおいです。この論文では、エジプトのミイラに由来する組織や包装材、樹脂などのサンプルをもとに化学的調査を行い、その結果を報告します。

このように最近になってどのようにしてミイラを腐らせずに作ったか?というのが話題になっています。そしてその方法について最新の化学を用いて解き明かそうとしています。


ミイラの作り方

まずなんでミイラを作るかというと死者蘇生、復活信仰があったからです。そのため遺体をミイラとして保存して復活に備えるということです。棺のなかにはミイラとともに冥界で復活するのに必要な呪文が収められた「死者の書」を入れて埋葬されます。

1.死体を洗浄する。

2.内蔵を取り出す。脳を掻き出すのは鼻から金属棒を突っ込むと言われているがそうしない場合もある。脳を液状化して取り出す方法

3.脱水、乾燥のためナトロン(天然の炭酸ナトリウム鉱石)漬けにする。食塩を使うと保存状態が良くない。初期はただ天日干しにしたものもあった。

4.防腐処理(nature2011より明らかになった)ごまと思われる植物油、ガマ属植物の抽出物(樹枝状?)、アカシアから抽出された糖類、針葉樹樹脂(おそらく松脂)を混合させた有機防腐剤を使って防腐処理した。

5.布で巻く

6.棺に入れて埋葬

ペットもミイラにしていた!

ミイラはエジプト王だけだと思われるかもしれないが、王家以外の人間もミイラになっています。

また、人間以外のミイラもたくさん見つかっていて、爬虫類、鳥類、哺乳類(特に猫)など数百万を超える動物のミイラが実際に見つかっています。

2004年にnatureで報告された論文
Buckley, Stephen A., Katherine A. Clark, and Richard P. Evershed. “Complex organic chemical balms of Pharaonic animal mummies.” Nature 431.7006 (2004): 294.
論文では、猫に対しても、人間と同じように丁寧にミイラづくりがなされていたということが化学分析よりわかったということだ。人間に使われた防腐剤と同じ防腐剤が使われていたそうです。エジプトでは、ペットを丁重に扱っていたことが伺えますね。

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