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DIY実験器具: TLC用UVランプを自作してみよう!

実験器具って高いですよね。

もちろん精密機器が多いですし、きちんとしてないと事故などにつながることもあるので専門の実験器具を買っているわけですが、やっぱり高い!

でも中身の機能だけ考えると意外とシンプルな実験器具が多いんですよね。そこで「自分でも作れるのでは?」と思ったわけです。

TLC用UVランプを自作してみよう!

さて、さっそくですが今回は実際に私が使っている自作TLC用UVランプをご紹介します。TLC-用のUVランプって大体の場合、芳香族分子などの共役している化合物を探すために使いますが、実験器具として購入すると意外と高いです。ほとんどの場合、新品で買えば安くても2万円程度はすると思います。長-短切り替え式のやつだと4万円程度はします。

アズワン(AS ONE) ハンディーUVランプ 長波長 261×82.3×65mm(1-5479-02)

しかし、ほぼ毎日使うようなものなので、できれば研究者一人ひとりにUVランプが欲しいですよね。

ということで欲しければ作ってしまおう!というのが今回の記事です。

まぁ今回の場合は作るってほどでもなくて、ただ商品2つ合わせるだけなんですけどね 笑


用意するもの

・254nm蛍光灯

これは254nm付近のライトならなんでも良いのですが、一般的には殺菌ライトと書かれているものを購入すれば大体OKです。amazonや楽天などのオンラインで購入するならNECの殺菌ライトが最安で、私もこれで作成しました。お値段たったの1000円程度です。

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・ハンディスイッチライト

スイッチがないとずっとランプがつきっぱなしになるので、スイッチ付きのライトを購入してください。当たり前ですが、殺菌ランプのサイズと合うものを購入しましょう。私はヤザワ センサ-ナイトライトを購入しました。スイッチつきで1500円程度と安価で購入可能なのでこれにしました! ヤザワのライトは生産中止になってしまったようです。

電池式ならハンディのライトがありました(こちらも1500円程度)!

ブラックライトなのでこちらの場合は付属しているLEDライトで365nm付近の波長も見えるかも知れません。

ポータブル ブラックライト ミニLEDライト付き

合計2500円ほどです!激安!!!

作り方

作り方はただハンディライトにNECの殺菌ランプを挿すだけです!

簡単すぎる!!!

こんな感じになります。

で、延長コードで電源をさせばそのままTLC-検出用ハンディUVランプとして使えますよ!

ちなみにセンサライトに付属しているカバーを使うとTLCの検出ができなくなるので、カバーは付けないでください。

それからあまり長時間UV照射されていると目が痛くなる危険性があるので、ダンボール等で遮るものを作ることをオススメします。

よろしければお試しください!

薄層クロマトグラフィー(TLC)の検出法と発色試薬まとめ

全てのTLCの記事は以下のリンクから!

TLCの展開溶媒や原理など記事のまとめ TLC(薄層クロマトグラフィー)の化学まとめ!原理と展開、やり方

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