もやしは安くて栄養満点ですがすぐに腐ってしまうので買いだめできないのが欠点ですよね!
なぜもやしはすぐに腐ってしまうのでしょうか?
もやしがダメになる理由を考察!
もやしは冷蔵庫に入れて置いても数日もすると変な匂いがしたり、萎びて腐ってきます。
冷凍すれば日持ちしますが、冷凍するとシャキシャキ感が無くなります。
もやしは使いきるか冷凍しないとすぐ腐る
— 日凪セツナ (@ud0104418624) 2019年6月26日
もやしがすぐに腐る理由は色々あるようです。
もやしが腐りやすい理由その1ー水分が多いから?
まず第一に「もやしの水分量が多い」という理由です。
確かにもやしの水分量は野菜類のなかではかなり多いほうです。
- みょうが:97.1g
- 生姜:96.3 g
- レタス:95.9g
- チンゲン菜:96.0g
- もやし:95.9g
日本食品標準成分表第7版より引用
確かにこのリストにある野菜は腐りやすい印象があります。
腐る原因となる微生物の繁殖には水分が不可欠です。
水分量の多さがもやしが腐りやすい理由の一つになっていそうです。
もやしがくさりやすい理由その2:成長途中だから
実はもやしは豆から発芽した芽をの部分です。
もやしは消化酵素をつかって豆の養分を分解して栄養をつくりだしています。
この酵素の働きでもやしが腐りやすくなっているかもしれません。
もやしが腐りやすい理由その3:消毒できず、細菌が繁殖しやすい環境
もやしが出てくる前の豆を熱や薬品で除菌すると芽が出なくなってしまうので難しいです。
あまり強い殺菌をすると豆の発芽率が落ちてしまうからです。
また、除菌もできないのに、もやしの栽培環境(暗所、25℃、高湿度)では微生物の繁殖もしやすいです。
もやしの腐りやすさは業者にとっても悩みの種で、さまざまな工夫によってもやしを長持ちさせようとしています。
基本的に微生物の繁殖を抑えるためにも低温で保存することが重要です。
もやしを長持ちさせるコツ!
もやしはある保存方法をつかうと長持ちさせることができます。
それは、清浄な容器の中に、もやしと水を加えて、水中で保存するという方法です。
もやしを買って来たら
- 窒息しないように袋を開ける
- 軽く水洗いして冷蔵庫
という方法をやったことがありますがすぐにダメになってしまいます。
本当に長持ちするでしょうか?
実際にやってみましたが本当にもやしが長持ちしていました。
匂いもなく、しなびている感じも少なかったです。
もやしの保存温度では0~5℃以下で保存するのが最も長い期間保存できるようです。
もやしの保存期間はどのくらい?
消費期限がもやしには書いてあるので基本的にはそれを参考にしてください。
もやしは鮮度低下が急激におこるので、消費期限から少し過ぎてもかなり鮮度が低下している状態になっている可能性があります。
もやしの鮮度が低下すると
- みずみずしさの低下(初期)
- 変色(黄変)
- 異臭
- 軟化
- ネトの発生(粘り気)
が起こります。
もやしの貯蔵期間は、0℃~5℃で約2週間、10℃で約一週間、20℃で3日程度のようです。20℃の状態で1,2時間放置するだけで保存期間が半分ほど短くなるので注意が必要です(田尻尚士. (1979). 豆類もやしの製造と鮮度保持 緑豆によるもやしの鮮度保持期間に及ぼす, 貯蔵温度, 貯蔵中の変温の影響. 日本食品工業学会誌, 26(1), 18-24.)。
つまり、購入してからどれだけ早く冷蔵庫に入れられるか?という勝負になりますね。