頭を切り落とされた状態の衝撃の姿をしている鶏マイクは、頭を切り落とされた状態で歩き回り、まるで頭があるかのように毛づくろいをする動作をする。
そんな嘘のような、都市伝説のような話があります。有名な話なので知っている人もいるかと思います。しかもその鶏「マイク」はその姿のまま18ヶ月も生きたといいます。
首なしニワトリマイクは嘘ではなく本当に18ヶ月生き続けた!
頭のない状態で生き続けるなんてそんなことありえない!
そう思うひとも多いでしょうが、なんとこれは事実のようです。
miketheheadlesschicken.org という公式サイトも存在しています(現在は閉鎖?)
伝説のなかには首なしで動くものは割とたくさんありますが、それが現実に存在していたなんて驚きですよね!
全く信じられません。
首なし伝説
「スリーピー・ホロウ」はアメリカでかたられている伝説で、復活した斬首された残虐な騎士がニューヨーク近郊の森に潜み、人々の首を切り落とすホラーな物語です。
「デュラハン」はアイルランドで語られている伝説でこちらも首なし男で、死を宣言する存在として描かれています。
BBCニュースでも特集されています
参考 The chicken that lived for 18 months without a head - BBC NewsBBC News
なぜ首なし鶏マイクは生まれたか?
1945年9月10日にコロラド洲のオルセン一家で飼育されていた雄鶏はマイクと名付けられていました。
マイクはその夜、一家の家長ロイド・オルセンに
「you! 今夜のディナーね!」と
夕食用の鶏として指名されてしましました。
ロイドはいつものように鶏の頭を斧を使って跳ね飛ばし、夕食の準備を始めようとしました。
そしていつもどおり斧を使ってマイクの頭部を正確に跳ね飛ばしました。
しかし、この雄鶏のマイクはいつものようにはいかなかったのです。
なぜなら、頭を失ったはずのマイクはなんと死なずに歩き始めたのです!
首をはねられて死んだはずのマイクは、死んでいなかったのです。
その姿を見たロイドは驚愕して、マイクを夕食にするのはやめました。
ロイドはマイクを箱に入れて床に就いたのですが、翌朝箱を見るとマイクはまだ生きていました。
翌週ロイドは、マイクがなぜ生きているかを調べるために、ユタ大学に持ちこんで詳しくしらべてもらうことにしました。
科学者は驚きつつも、マイクの生存の理由を調べていくと、重要なことがいくつかわかってきました。1つは、ロイドの斧が脳の上部を落としていて、頸動脈を大きく傷つけなかったこと。2つは脳幹が残された状態だったということです。脳幹が残されていたことで、鶏の基本的な生存と反射行動は生きたままでした。
おい!だからといって18ヶ月は生きられないぞ!首がなければ、食餌を取れないはずだ!
と私は思いました。そりや食事が取れなきゃ死にますがちゃんとロイドはマイクに餌を与えていました、「スポイト」で。
なんとロイドはマイクが生きていた18ヶ月の間、スポイトを使ってマイクの食道に直接水や穀物を与えていたのです。
マイクが死んでしまった理由
奇跡的な生還?を果たしたマイクですが、その最期はあまりに残念な原因で死んでしまいました。
マイクの死因は気道に餌が詰まったことによる「窒息死」だと言われています。
ロイドのミスで食道ではなく、気道に餌を入れてしまったようです。
そもそも、首なしの状態でどこが食道で、どこが気道かを判別できるのか?と思いますけど。手を当てて空気が出てこないところに入れてたんでしょうか?気道と食道の両方が空いているのに頸動脈は閉じているって本当ならまさに奇跡です。やっぱり疑ってしまいますよね?
このマイクは当時、かなり話題になり、ロイドはかなり儲けたようで、第二のマイクを生み出そうとそこらじゅうで、鶏の首をはねた社会現象が起きたとか
なぜマイクは生きていたのか?その真相とは?
マイクが生きていたのは脳の一部が残っていたことで心臓など体の恒常的な機能を保っていたのではないか?と推測されています。
頭部を失ったはずのマイクの脳はほとんど残っていないと推測されます。
しかし、実際は「頭部の大部分を失った≒脳を失った」わけではないようです。
ニワトリの脳は人間と同じような位置にあるのではなく、目の後ろ側にあるというものです。
そのため人間でいう頭が取り除かれたとしても、脳の特に下のほうにある脳幹・延髄は残っている可能性があるのです。