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天才・成功者に多い教育法?「モンテッソーリ教育」とは

天才や事業で成功したような人たちは一体どのように育ってきたんだろう?と一度は気になったことがある人もいると思います。

そこで今回は天才・成功者を育てる教育法として注目を集めている「モンテッソーリ教育」について紹介したいと思います。

モンテッソーリ教育を受けたとして知られている人物

そもそも、モンテッソーリ教育を受けた人は本当に天才や成功者が多いのでしょうか?

ということでモンテッソーリ教育を受けて育ったとして知られている人物について調べてみました。その結果以下の人物たちがモンテッソーリ教育を受けて育った人たちの代表であることが分かりました。

  • ビル・ゲイツ: Microsoft創始者
  • ラリー・ペイジ: Google創始者
  • セルゲイ・ブリン: Google創始者
  • ジェフ・ベゾス: Amazon創始者
  • マーク・ザッカーバーグ: Facebook創始者
  • ジミー・ウェールズ: Wikipedia創始者
  • バラク・オバマ: アメリカ合衆国 元大統領
  • ピーター・ドラッカー: 社会学者・『マネジメントの父』
  • トーマス・エジソン: 『20世紀の発明王』
  • アンネ・フランク: 「アンネの日記」著者

そうそうたる顔ぶれですね。GAFA (Google, Apple, Facebook, Amazon)と呼ばれるIT業界を代表する4つの企業のうち3つの創始者が入っています。

日本だと天才棋士と名高い藤井聡太七段がモンテッソーリ教育を受けて育ったことが話題になりました。

この教育自体が本当に天才や成功者を生み出しているかはわかりませんが、Googleの副社長だったマリッサ・メイヤー(元Yahoo CEO)はこんなことを言っています。

“You can’t understand Google,” vice president Marissa Mayer says, “unless you know that both Larry and Sergey were Montessori kids.” – Wired 2)

翻訳すると、「ラリーとセルゲイが二人ともモンテッソーリ教育を受けたことを知らなければ、Googleという企業を理解することはできないだろう」といった感じでしょうか。

Googleという大企業の根幹に対してモンテッソーリ教育が大きな影響を及ぼしているのがわかると思います。

『モンテッソーリ』って?

モンテッソーリ教育の『モンテッソーリ』とはこの教育法を開発したモンテッソーリ博士の名前から取られたものです。

モンテッソーリ博士について

マリア・モンテッソーリ博士(1870-1952)は女性として初めてローマ大学を卒業した医学博士1)です。彼女は大学卒業後に大学付属精神病院に助手として勤務したのですが、知的障がい児が精神病棟の一室に集団で隔離されていることに気づきました。そして知的障がい児には医療としての治療ではなく教育こそが必要だと考え、障がい児の治療教育に携わります。その後、教育に必要な場所として「こどもの家」という施設を開設し、ここで考案された教育法が「モンテッソーリ教育」のベースとなっています。元々は障がい児の教育を目的としていたんですね。

モンテッソーリ教育の概要

『モンテッソーリ教育』の教育目的は「自立していて、有能で、責任感、そして他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った人間を育てる」ことです。

その際の基本的な方針は、「子どもには生まれながらにして、自分を成長させる力が備わっている」というものであり、あくまで教育を行う先生は補助することが仕事になります。この自立性を育てるために、子供たちはそれぞれ自分の興味があることを別々に行います。多くの幼稚園で取られているような「全員で同じ講義を受ける」ことはしません。

またモンテッソーリ教育ではモンテッソーリの経験と医学、教育学などの知識から教育法を編み出しています。特に『敏感期』と呼ばれるこどもが同じことを何回も何回も繰り返す時期に着目しており、これが大体幼稚園児の時期だと知られています。そのため日本では、モンテッソーリ教育は主に幼児教育として知られています。

モンテッソーリ教育では、この敏感期での教育に関して『教具』と呼ばれるアイテムを用いて教育します。この『教具』は5つの領域に分けられます。

  1.  日常生活
  2.  感覚
  3.  言語
  4.  数
  5.  文化

このような5領域の教具を使って子どもたちのそれぞれの興味に合わせて教育を行います。

モンテッソーリ教育のメリット・デメリット

天才や成功者を育てる教育法として知られているモンテッソーリ教育ですが、やはり一般的な教育法と比較してメリットもあればデメリットもあります。メリットとしては、子供の自立性、積極性、集中力、個性が強くなるという点があります。一方でデメリットとしては、協調性がなくなる、常識とされていることができなくなるなどがあります。もちろんこのデメリットが無くなるようにモンテッソーリ教育を行っている施設では対策が取られていますが、一般的な幼稚園・学校と比較すると少し弱い可能性があります。

参考文献

1) 日本モンテッソーリ協会「モンテッソーリとは」, <http://www.montessori-jp.org/montessori.html>2019年3月19日アクセス

2) Wired, Larry Page Wants to Return Google to Its Startup Roots, [ONLINE] Available at: https://www.wired.com/2011/03/mf-larrypage/ [Acccessed, 19 March 2019]

3) Wikipedia「モンテッソーリ教育」, <https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%83%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%AA%E6%95%99%E8%82%B2>

4) NHK解説委員会「モンテッソーリ教育の可能性」, <http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/281593.html>2019年3月19日アクセス

5) ニュースウィーク日本版「話題のモンテッソーリ教育を、家庭で実践する秘訣」, <https://www.newsweekjapan.jp/stories/carrier/2017/07/post-8094_1.php>2019年3月19日アクセス

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