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水銀の上に立てるか?

水銀の上に立てるのか?

塩分濃度の高い海水では「体が浮く」のはよく聞きますね。
海外の死海は海水の塩分濃度が非常に高いので、普通の水と比べて比重が大きいため、海水に浸かると体が浮きます。ドレッシングで油が上(比重が小さい)、水が下(比重が大きい)にくるのと似たようなものですかね。
それではもっともっと比重を大きくしたら水の上を歩くことができるのではないか?歩くことができなくても立てるはず!?

水銀の比重はとてつもないほど大きい!本当に立てるのでは?

最も比重が大きい液体は何か?と考えたときにパット浮かんできたのは「水銀」。比重が大きいものといえば金属ですから、液体の金属っていったら比重は飽和食塩水なんかよりもよっぽど大きいはずです。
実際に死海の海水の比重は1.3程度ですが、水銀の比重は13.5g/mLです。約10倍も水銀のほうが大きいのです。水銀は原子番号80(金Auは79)、第六周期の重金属で、亜鉛と同じ12族にいます。原子番号から見てもとても大きいです。
水の比重1.0から死海の1.3とたった1.3倍で「体が浮く」と騒いでいるのでは、10倍も大きい水銀なら奇跡的に立てるのでは?


水銀の毒性は大丈夫?

水銀といえば毒物というイメージがあるのではないでしょうか?実際水銀は体に良いものではありません。特に有機水銀化合物は有毒で接触により死亡する事故も起こりえます。水銀の環境問題なども起こっているので有毒のイメージが強いと思います。一方で、単体の水銀は思ったほどの毒性はありません(有機水銀と比べて)。皮膚や腸からのの吸収はされにくいです。ただし、水銀蒸気は肺から容易に体の中に侵入するため危険です。そのため水銀のお風呂に入るとしたら水銀蒸気には気をつけないといけませんね。この実験をやるのは結構危険かもしれません。

水銀の毒性を無毒化するセレンの効果とは?

実際に水銀の上に立ってみる。

ということで「本当に立てるのか?歩けるのか?」については理論的に考えるよりも実際に水銀の上に立ってみるのが一番早いので実際に水銀の上に立つ実験をやってみましょう。とやってみたいところですが、そんなクレイジーなことはできません。ですが世界にはそんなことをやってのける人がいるんですね。




Cody’sLabの実験動画は面白い!

Cody’s LabはCody Don Reederという名前で、ユタ州出身のユーチューバーです。科学系の動画を主に配信していて、177万人のチャンネル登録者数を誇っています。

シアン化物を飲んだり危険なことをやるのでYouTubeの規約違反でペナルティを受けることもしばしばです。

エンタメとしては面白いですが、真似はしないように!

水銀を扱ったテーマの動画投稿が多く、最も再生回数が多い動画も水銀の動画です。

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