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情報技術者の不足

今あるいは今後世界を大きく変えていく学問領域・技術はなにかと聞かれれば、それは情報科学でしょう。そんなことは昔から言われていますが、他の領域と比べればまだ、歴史は浅く始まったばかりです。現在のコンピューターの始まりは1950年代、第二次世界大戦後です。情報科学はその汎用性、応用性から様々な領域で活用されています。今後も情報技術が利活用され、とどまることは無いと思います。

情報技術者不足

労働者人口の現象は日本で話題になっていて、よく海外からの労働者を受け入れないとやっていけないとか、海外労働者を不正に労働させているなどと話題になっています。

この労働者不足は情報分野でも重要な課題になっています。近年、フィンテックという金融、保険業界に情報技術を応用して便利に、効率化しようという動きが加速しています。国、主要銀行、LINEやソフトバンクなどの情報サービス会社などが続々とキャッシュレス化、マイクロペイメント、送金などお金が絡む技術分野に進出しています。こういった分野では情報セキュリティ対策が重要となり、情報セキュリティ人材が求められています。

情報の人材不足は深刻で、この情報セキュリティ人材だkでも、2016年で13万人が不足していると言われています。(2019年大卒者民間企業就職志望者数43万人:リクルート社調べ) そして、これが2020年までには19.3万人不足するだろうと言われています。


情報技術者に求められるもの

情報分野は文理両者とも採用を行っていることが多く、門戸が広いです。しかし、これがかえって学生を混乱させているかもしれません。誰でも良いから来てくれという焦り感とか、正直何をするのかイメージがつきにくくないでしょうか?

では情報技術者に求められるものとはなんでしょうか?

・プログラミング言語スキル

もちろん業種にもよりますが、プログラミング言語の知識・スキルは求められます。PHPやJAVA,Rubyなどの言語が使える人はHTMLやCSSなどよりも需給ギャップが大きく求められています。C言語系はもちろん、人工知能系ではpythonなども近年は話題です。実際言語は何でもよくて、なにか一つはちゃんと使える状態になっていることが重要らしいです。新卒では必ずしも使える必要が無いことも多いと思いますが、興味があるなら少し学んで見るほうが色んな意味で良いと思います。

・資料作成・プレゼンテーションスキル

文章作成からプレゼンテーションスキルは情報分野に限らず重要なスキルですが、情報系分野ではチームの多様性が大きく、成果物を他人に報告する機会が多いので、わかりやすく簡潔な資料作成能力とプレゼンテーションスキルは非常に重視されています。

・PMスキル

PMとはプロジェクトマネジメントの略です。一言で言えば、リーダーとしての能力というのでしょうか。プロジェクトを統括して効率的に確実に遂行するために必要なスキルや能力は重視されます。プロジェクト全体を俯瞰し、全体の進捗を見ながら細かい作業を指揮する能力、人を動かす力が求められます。

・リーダーシップ

PMスキルとかぶりますが、なかでもリーダーシップは求められるということでしょう。ひょっとしたら情報系は自分のことだけやるとか協調性がない人あるいは、人に指揮してマネジメントするということが苦手な人が多いような気がします。リーダーシップは確実に求められています。

・データ解析スキル

様々なデータを見て理解したり、法則性を導き出したりする機会が多いと思います。情報系は特にすべてをカバーする知識を教えることは不可能なので自力で情報を集めて解釈し、問題解決にあたる必要がある機会が多いと思います。そのなかでもデータを解釈するスキルは求められています。

・顧客分析力・企画力

あいまいで無理難題なことをいう顧客が求めるものを掴み、満足してもらうようなサービスを提供できる企画力は非常に重視されています。相手の要求を引き出すという面ではコミュニケーション能力と企画力という点では独創性、情報収集力、実行力などが必要でしょう。

まとめ

自分のやりたいことがわからない人や仕事は何でも良いなと思っている人は情報系を一度覗いてみると良いと思います。今後、情報系は職にあぶれることは無いと思いますし、キャリア形成もやりやすいかもしれません。自分の専門とかこれまでの人生設計にとらわれず、幅広く世界を見てみると、「これだ!」というのが見つかるかもしれません。

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