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HPTLC(高性能薄層クロマトグラフィー)とは?何が違うの?

高性能薄層クロマトグラフィーHPTLC

HPTLC(高性能薄層クロマトグラフィー)の違いと特徴は?

HPTLCは高性能薄層クロマトグラフィー(High Performance)は通常のTLCと比べてシリカゲルの粒径が通常のシリカゲルよりも小さく、均一にガラス面に塗布されたTLCです。

一般的にシリカゲルの粒子径が小さい方が分離能が高いです。HPTLCのシリカゲルは粒子径が小さいだけでなく、粒子の均一さも整っています

HPTLCの利点は?

HPTLCは通常のTLCと比べシャープなバンドを得やすく、5-10倍の高感度な分析が可能と言われています(バンドが広がりにくい)。

HPTLCを扱う上で注意することは、通常のTLCと比べてシリカゲル層が薄いので、チャージ量は1/10程度にする必要があります

それにしたがってチャージしたスポットの大きさも1.5mmくらいの直径にします。展開する距離も5-7 cmくらいと通常よりも短くなるため10x10cmくらいの大きさで販売されています。展開の方法は通常のTLCと同じで構いません。

高性能クロマトグラフィーは各社から販売されていて、メルクGEなどで取り扱っています。

全てのTLCの記事は以下のリンクから!

TLCの展開溶媒や原理など記事のまとめ TLC(薄層クロマトグラフィー)の化学まとめ!原理と展開、やり方

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