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不均化反応とは?
不均化反応とは、一つの化合物が2つの異なる酸化状態の化合物に変換される酸化還元反応です。
nA → B(酸化)+ C(還元)
不均化反応の代表的な有機化学反応としてはカニッツァロ反応があります。
カニッツァーロ反応 Cannizzaro Reactionでアルデヒドをカルボン酸とアルコールに変換
カニッツァーロ反応では中間の酸化状態であるアルデヒド二分子から、アルデヒドよりも酸化状態が低いアルコールと酸化状態が高いカルボン酸が生成する不均化反応です。
カニッツァーロ反応の詳細は以下の記事をご覧ください。
カニッツァーロ反応 Cannizzaro Reactionでアルデヒドをカルボン酸とアルコールに変換
過酸化水素は金属でいえばマンガン、酵素でいえばカタラーゼを触媒として水と酸素が発生する反応があります。
2H2O2→O2(酸化)+2H2O(還元)
この反応も不均化反応です。