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中国から飛んでくる?PM2.5とは?アレルギー?マスクで対策!

PM2.5の正体は?アレルギーなど健康被害はあるの?

PM2.5は大気粒子状物質(Particulate Matter 2.5マイクロメートル: PM2.5)の略で、空気中に浮遊している粒子径が2.5マイクロメートルという髪の毛の直径よりも1/30くらい小さく、スギ花粉よりも小さい粒子を表しています。

PM2.5はディーゼルエンジンやボイラーなど石炭や石油を燃やした時にでてくるスス(炭素)や塩などの微粉化合物です。塩は塩化物塩、硝酸塩、硫酸塩などがあり、これらが待機中に浮遊する原因としては、大気中に放出された酸性ガス(塩酸、NOx、SOx)などが塩基性の大気成分であるアンモニアと反応してできるアンモニウム塩が中心であるとされています。

参考)米持真一, 梅沢夏実, and 松本利恵. “埼玉県北部の PM2. 5 濃度と化学組成の 5 年間の観測結果.” 大気環境学会誌 42.2 (2007): 129-142.

昔から微粒子が健康を害するという知見がありましたが、PM2.5が注目され始めたのは、粒子径が大きい10マイクロメートルのものよりもより小さい2.5マイクロメートルの粒子の方がどうやら毒性が高そうだと言うことが疫学調査からわかり始めたことで、1997年に米国で環境基準が定められたのが注目の始まりです。

PM2.5などの微粒子は急性毒性や強い発がん性のある多環芳香族炭化水素(PAHs)や有毒な重金属微粒子などが吸着しやすくそれと一緒にPM2.5が呼吸によって肺に入ると健康に有害な作用を示す可能性があります。待機中のPM2.5の濃度があまりにも濃いと呼吸器や心臓等に症状が現れます。

PM2.5とアレルギー疾患の関係は?

PM2.5はその微粒子自体やそれに吸着する有害物質などの影響をうけるので健康に対する効果を考えるのは難しいです。PM2.5はスギ花粉に対するIgE抗体産生を増やすなど、アレルギーを惹起させるという研究結果がいくつかあります。

ref)高藤 繁,鈴木修二,村中正治,宮本昭正.大気汚染との関係―DFP と IgE 産生からみて―.宮本昭正編.アレルギー疾患は増えているか,調査結果と原因.国際医学出版;1987.p. 78―81.

PM2.5対策は?マスクは効果があるのか?

PM2.5注意報などが出ている時は、外出をできるだけ控えて、外出する場合もPM2.5を防ぐことができると書いてあるマスクを着用するようにしましょう。屋内では空気清浄機を使うなどしてPM2.5を除去するという対策が考えられます。

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