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しゃっくりの原因と直し方
しゃっくりは突然起こる症状の一つで通常はすぐにおさまる一時的なもので問題とすることはないです。しかし、頻繁に起こったり、長い間止まらなくなってしまうと不安になると思います。
こめやん
しゃっくりは医学用語では吃逆と呼ばれています。
しゃっくりの多くは原因不明です。
しゃっくりは横隔膜が収縮して瞬間的に呼吸が止まる現象です。
しゃっくりの原因は不明なものが多いですが、ほとんどの場合は健康上問題は無いです。
一方で病的なしゃっくりは、アルコール中毒、脳や延髄の炎症、腫瘍、横隔神経の圧迫、胸膜・腹膜の刺激などが原因でおこるものです。
長時間止まらないしゃっくりは例え病的なものでなかったとしても、
- 食欲低下
- 不眠
- 呼吸困難
- うつ状態
- 全身疲労
- 食事困難による栄養障害
などがおこります。
しゃっくりの直し方・治療法
しゃっくりの民間的な治療法のうち有効と言われている方法は「熱いお湯を飲む」です。他にも呼吸を止めたりすることも有効です。これらの治療法は病院でも利用されます。
病的なしゃっくりの場合は、しゃっくりが止まっても、30分など短い間隔をおいて再発します。このような短い間隔でしゃっくりが再発・頻発する場合は注意が必要です。
西洋医学的な治療法としては鎮静剤、横隔神経ブロックなどがあります。ベンゾジアゼピン系の抗てんかん薬も有効です。食酢原液を0.1ml点鼻するとしゃっくりがすぐにとまったという報告もあります。
しゃっくりの原因
手術後や薬物服用などの心あたりが無い、しゃっくり以外の症状がないという場合は基本的には心配いりません。逆に、しゃっくりとともに、胸痛、腹痛、喘息、痰などの症状が併発している場合は病的な問題がある場合があるので気をつけましょう。頻度が多かったり短い間隔で再発する場合は医師の診察を受けましょう。
乳幼児など小さい子どもは大人よりも頻繁にしゃっくりがでますが、年齢を経るごとに頻度が減少します。子供の場合はそこまで気にしなくてもよいでしょう。
しゃっくりの原因となる諸症状としては、
横隔膜周辺の臓器異常:心筋梗塞、胃拡張、腹部手術、急性膵炎、排煙、腹膜炎などがあります。これらの病気が原因でしゃっくりが起こることが有るので、ある意味しゃっくりがこれらの病気の診断に繋がります。
しゃっくりの民間療法
- 背中を叩く
- うがいをする
- 舌を引っ張る
- 水を飲む(冷たい水)
- 氷を食べる
- 息を止める
- 紙袋で呼吸する
- 眼球を圧迫する
- 強い香りをかぐ
- くしゃみをする
- 胃洗浄する