ゴキブリといえばあの黒光りした脂ぎった体表ですよね!どうしてあんなにテカっているのか?ゴキブリさんの体があんなに黒光りしている理由と成分を紹介します。
こめやん
ゴキブリが黒光りしている理由
ゴキブリの体表があんなに黒光りしている理由は、体表面にワックスが塗られているからです。
アオムシは人間より筋肉がある。
つまりこういうことwwwボディービルダー<<アオムシ pic.twitter.com/FDTFKqnBF8
— 実はマジな話 (@bivijubateb) 2019年6月21日
黒マッチョにオイルが塗られているのと同じですね。余談ですが、虫ってめちゃくちゃマッチョなんですよね。タンパク源として虫を食べるのも…。
でもなぜゴキブリの体表にはそのようなワックスが塗られているかというと、いくつか理由があります。
- 乾燥を防ぐため(水分の蒸発を減らす)
- 微生物の感染を防ぐため
- 摩擦とか物理攻撃を和らげるため
- フェロモン的な成分を発する
などがあります。ゴキブリは2億5千年前くらいから地球上に存在していたとされる大先輩で、あの黒光りのボディーには見た目だけではなくきちんと理由があるわけです。
ゴキブリの体表の油成分は?
ゴキブリの体表にあるオイル成分は種や性別によって異なることが知られています。
チャバネゴキブリ体表面に存在するワックス成分は上記の化合物がメスのほうが多いことがわかっています。ちなみに上の物質はチャバネゴキブリの性ホルモンの前駆体のようです。ゴキブリの種類によってこの体表ワックスの成分は異なっていて、性別によっても異なっていることから、ワックス成分が種の認識や性別の認識に役立っていると言われいています。ある種のゴキブリの体表面に存在するワックス成分は2800種類以上の炭化水素が含まれていることが報告されています。
ゴキブリさんの体にはたくさんの炭化水素化合物が存在しているんですね。しかもそれが仲間や性別の認識に使われているというのは面白いですね。この成分を使えば雄や雌のゴキブリだけを惹きつけることができるかもしれないですね。
ちなみに、ゴキブリアレルギーというものが存在していて、喘息などの呼吸器疾患を引き起こすようです。ゴキブリの抽出物のアレルギー検査をすると陽性になる人がいるようです。アレルゲンとしては腸内の消化成分やゴキブリが分泌する体表ワックスなどが原因とされています。ゴキブリ特有の油臭い匂いを嗅ぐと苦しくなって喘息になるという患者さんもいるようです。ゴキブリさんは健康面でも害虫だったんですね。
ゴキブリのおかげで喘息悪化したからもうほんと絶滅した方がいいよ
— えーりん (@_A__lin_) 2014年8月6日
『”ゴキブリ喘息”日本で増加も』
これから増えるかも? 「ゴキブリ喘息」に要注意! http://t.co/8vOefOEooA— カゲトラ (@kagetora25) 2014年5月14日