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有機化学が嫌いな10の理由

有機化学が嫌い。ベンゼン環が嫌い。わけのわからん記号を暗記させられる感じが嫌い。そういう有機化学嫌いがたくさんいます。私もその一人でした。

有機化学が嫌いだ!

化学って様々な分野がありますよね。

私、こめやんはその中で最も嫌いなのは有機化学です。

有機化学嫌いの人っていっぱいいませんでしたか?
高校の時から嫌いな人も多いと思いますが、大学に入ってからの有機化学も負けず劣らず有機化学嫌いを量産しています。

有機化学が嫌いな理由をたくさんあげてみたいと思います。

1.覚えることが多くてしかも覚えにくい

憎き有機化学は謎なカタカタ用語がたくさんでてきて、それを意味もなく覚えさせられる感が半端じゃないです。関連付けて覚えるのも難しいし、これ覚えて何になるの?だからなんなの?何につかえるの?という怒りがこみ上げました。
特に反応を覚えるのは地獄です。反応機構とか言う謎な矢印の説明も一回きりでその後は説明無しにバンバン使うものですからもう分けわからないです。よくわからない言葉を覚えるのは有機化学だけではないんですけどね。覚えにくいしポイントが分かりにくいんです。

2.構造式が嫌い

文字だけじゃなくて構造式を覚えるというのもまた有機化学の大変なところです。外国語を覚えるようなものです。ベンゼン、エステル、エーテルなどの物質名とその構造式も覚えなきゃいけないです。さらに人の名前なのか、化合物名なのかよくわからない、反応名を覚えなきゃいけません。アルドール、グリニャールなどが登場します。授業中は先生の言っていることは意味不明なのでとりあえず構造式と矢印をかいて家で復習しようとしますが、構造式と矢印が書かれたノートを見返しても結局わからないんです。

ここからは有機化学実験ですね

3.臭い

臭いのが多いんですよ、しかもいろんな臭いがします。体にとっても有害なものが多いです。部屋中がやばい臭いで充満してます。瓶には有毒マークがついていて、健康に重大な悪影響を与える恐れがあるなどとかいてあります。それをみんなが平気な顔をしてつかっています。

4.害がある。体に悪い

まるでタバコのように試薬瓶には有毒性について、たくさん書いてあります。まだ確認できない毒性があるかもしれないから気をつけろと記載されています。一応手袋をしますが、この手袋は多くの有機化合物には無意味です。平気で貫通します。むしろ手袋しているからという油断のほうが危険です。手袋を貫通して皮膚がヒリヒリ痛むこともよくあります。

5.怪我をする恐れがある。

ガラス器具、バーナー、酸塩基、爆発、目に入ったら失明するとか普通の人にとっては耐え難いですよね。生命の危機を感じながら実験するのが有機化学です。きちんとやれば怪我はしにくいですが、リスクはあります。どんなに気をつけていても起こるのが事故ですから。

6.手先の器用さが要求される、下手くそだと失敗する

有機化学は料理じゃない、レシピ通りにやってもだめだ。ちゃんと理論を頭に入れて、変化を観察しながら適切な対応をする。撹拌の仕方が下手くそだ。もっと激しく。こぼすな、その少量が反応に影響する。水なんて水道水でいいんだよ。気にすべきところと気にしなくてもよいところがある。職人みたいな感じをだしてくるのが有機化学です。

7.頼れるのは自分だけのスタイル

なんとかしろ、どうにかしろ、自分で考えろ、やれることをやれ、根性が足らない。努力すればいいわけじゃない。何でも相談しろ。勝手なことするな。
もう何も考えたくないです。正解がわかりません。その助言すべてが現状を変化させるのに役立ちません。やる気が出ません。と嫌になるひとが量産されます。

8.家でできない

家でやりたいです。休みの日も捧げないといけません。家でやれない、どこでもできない。それとは逆に好きなだけできる。区切りは自分でつける。成果をだすためには実験が必要なので、沢山実験をする。その結果研究室に長時間拘束されます。場所によっては、早く帰れと言われるけど、結果は?といわれます。有機化学のブラックな部分です。

9.作業が多い

気がつけば、作業だけで一日が終わってることがあります。もっといろいろ考えなければいけませんが、体が疲れます。勉強もしたいですが、体が疲れます。バイトもあります。ゼミもあります。時間がありません。でも作らなければいけません。有機化学の嫌なところは、小学生でもできるような作業を長時間やらなければいけないところです。教育のためといって、便利な自動化機械は導入されないか、高価なのでほしくても買えないのどちらかです。

10.戦士みたいにたくましく

能力のない人は結果的に実験をたくさんこなすしか無いです。しかし、実験ばかりすると勉強もできず、研究の計画などがたてられず失敗に向かうということも多いです。失敗してもめげたり、助けてくれなくても自分でなんとかするたくましさを要求されることがあるます。


有機化学嫌いは減らせる?

有機化学は物理、化学と生物学をつなぐ重要な学問です。人、植物問わず、生き物を対象に研究、学習する人は有機化学を学ぶ意義と理由があります。

有機化学が嫌いな人が多いのは時代にそぐわないからでしょうか?スマートじゃない。なんとなく古臭く泥臭い。最近で言えば、ブラックとか、ハラスメントとかが似合ってしまう環境になってるように思います。ブルーカラーのようなイメージが染み付いていて、それを良しとしている風潮があるように思えます。

必ずしも時代の変化に合わせる必要はありませんが、環境変化に適応できないものは取り残されたり、衰退してしまうかもしれません。取り扱っていること、研究対象や内容は魅力的だとおもいますけどね。

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有機化学が嫌いな人達の声


めちゃめちゃ嫌いな有機化学といわれています。有機化学は暗記もしにくいですが頑張ってください。


有機化学の嫌いさが伝わってきまね。テスト後に私もそうなってましたね。


有機化学が嫌いすぎて、自らが有機生命体であることに嫌気がさしているようです。


有機化学が好きだった人を嫌いにさせてしまう有機化学。これは有機化学を教える側の問題なのかもしれませんね。私は研究室に入ってから有機化学が嫌いではなくなりました。学部のときは大嫌いでしたが。

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