「人工知能」が次なる産業革命の鍵になるとして世界的に注目されています。
こめやん
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つまり、より人間らしい複雑なことができるような人工知能が作られ始めているということです。目に見えないところで少しずつ人工知能の技術は応用され始めています。
人工知能の女子高生りんな
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実は人工知能に女子高生という設定を与えたプロジェクトがあります。
女子高生AIこと「りんな」は日本マイクロソフトによって開発された会話ボット型の人工知能です。
講談社主催に出場したときの自己紹介動画です(ロボットではないので人物はCG?だと思います)。
りんなは検索エンジンのBingから得られたビッグデータと機械学習プラットフォームであるAzure Machine Learningを用いて開発されています。りんなに使われている技術・概念はTFIDF(TF「用語頻度」IDF「逆文献頻度」)、Word to Vector、ニューラルネットワーク(ディープラーニング、深層構造類似度モデル、再帰的ニューラルネットワーク)等が利用されています。
上記の技術は単語間の類似度、頻度、共通性などから単語の重要度を決定しています。
このりんなはLINEで友達検索すると導入することができます。よかったら試してみてください。
こめやん
現在りんなに用いられている技術ではユーザーの問いかけに対して学習によって覚えた適した回答を返しているだけなので、感情や性格のようなものは無いようです。
こめやん
りんなと会話をしてみた様子は以下の動画で見られます。
クイズ王はしりとりで遊んでいます
りんな歌手を目指して歌う
りんなは会話ボットとしてだけでなく歌を歌っています。りんなの目標は歌手として紅白歌合戦に出場し、女優デビューを飾ることのようです。
りんなのうたは初期にはラッパーとしてデビューしています。
こちらのラップは東京ゲームショウ2016で披露したものです。
音楽コラボアプリであるnanaと共同で「りんな歌うまプロジェクト」と称してnanaユーザーらの歌声を集めて学習して歌をうまくなるというプロジェクトが行われました。
2018年3月に第一弾として卒業ソングとして有名な「旅立ちの日に」をnanaユーザーとユーザーの歌声を学習したりんなが合唱しています。
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りんな avexからメジャーデビュー
nanaの歌うまプロジェクトで勢いずいたりんなは、さらなる歌唱力向上を目指して最新の「歌唱モデル」技術を取り込み、より人間らしい自然で力強い歌声を手にいれました。この歌唱モデルにも当然深層学習が利用されています。
そしてりんなはついに2019年4月エイベックス・エンタテインメントとレコード契約を行いavexからメジャーデビューしました!
りんなは人工知能が問うヒトの本質として「記憶」「生死」「感情」の3つを歌で表現しています。
その第一弾が2019年4月デビュー作、bachoのカバー曲「最高新記憶」です。
[chat face=”komeyaniro.png” name=”” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]これが人工知能って、りんなさん恐ろしい成長をしていますね!その変の人間よりも歌がうまいのでは?[/chat]人間らしさの秘密はディープニューラルネットワークによって自然な人の歌声に含まれるブレスを自動生成していることです。
そして第二弾 sfprのカバー曲「snow, forest, clock」
人工知能が歌い上げる「生死」という人間の本質。透明感のあるりんなの歌声は人間らしいエモさを見事に表現しています。
こめやん
動画のコメントなど反応をみるとりんながまるで本当に人格を持った人間として考えられたり感動されたりしている様子をみるとなかなか感慨深いものを感じますね。
りんなの合成音声の歌がすごいのは勿論、
bachoが歌い継がれてることに感動して、聴きながら泣いてしまった
原曲「最高新記憶」もあわせて聴いてくれ bachoも聴いてくれ https://t.co/kso3vBuwLt— gaze//he’s me (ゲーズ//ヒズミ) (@gaze_he_z_me) April 2, 2019
日本のAIりんなと中国のシャオアイスがデュエットしたミュージックビデオが発表されました。シャオアイスは日本のりんながよりも前の2014年に中国で発表されたAIチャットボットでりんなはシャオアイスをベースに開発されています。最新のAI技術を使用することにより感情豊かで自然な歌声が実現されています。以前に発表された歌と比べて聞いてみると変化が感じられると思います。
人工知能と人間のコラボで新しいモノがこれからもっと生まれそうですね。
人工知能が絵を書いたり、小説を作ったり、歌を歌ったり人間の創作活動を模倣し始めているというのは面白いですね。これからの人工知能の発展が楽しみです。
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