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OR回路とは?

OR回路とは?

今回は基本論理回路の一つであるOR回路について紹介していきます。

OR回路とは?

OR回路の基本

これまでに基本論理回路のNOT回路、AND回路について説明してきました。

NOT回路とは?NOT回路とは?電子回路で作る方法

AND回路とは?

今回は残りの基本論理回路であるOR回路について説明していきます。

OR回路でもAND回路と同様に入力が2つあります。

OR回路は、2つの入力の値に対して片方だけでも「1」があれば「1」を出力する回路です。

表で表したのがしたのテーブルです。

入力1 入力2 出力
0 0 0
0 1 1
1 0 1
1 1 1

OR回路のORが「または」を表すことからも想像しやすいですが、「AまたはB」を表しているといえます。

入力A:犬を飼っている→1

入力B:猫を飼っている→1

とした時、犬または猫を飼っているひとを1とするなら

どっちも飼っていない人だけがOR回路では→0で表現できます。

OR回路は回路図では以下のように表現します。

OR回路 from wikipedia public domain

OR回路を電子回路で作る

OR回路を電子回路で表現するとどうなるでしょうか?

もっとも単純なダイオードを利用したOR回路を紹介します。

入力A、Bの右にある三角と縦棒はダイオードを表します。ダイオードは一方向しか電気を流さない性質をもつ部品です。ここではダイオードを入れることによって入力A・Bから出力Qの方向にしか電気が流れないようにしています。

ダイオードを使ったOR回路 from wiki public domain

つまり、Aに電気を流したとき、電気はBには行かずにQの方向のみに向かいます。Bが入力の時も同様です。したがって、この回路でQが0の時はAもBも0の時以外はありません。しっかりとOR回路になっています。

トランジスタを使ったバージョンもあります。入力の先にあるトランジスタと外部電源6Vは並列につながっており、入力AとBが0の時は出力方向には電源が流れませんが、片方の入力がONになればトランジスタのスイッチが入って出力に電気が流れます。したがってこれもOR回路になっていることがわかります。

EBatlleP [CC BY-SA (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)]

これ以外にもたくさんのOR回路の表現があります。コンピュータはこのOR回路とNOT回路、AND回路の3つの基本論理回路を利用しています。これ以外にもNOR回路、NAND回路なども使われています。

NOT回路とは? NOT回路とは?電子回路で作る方法

AND回路とは?

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